2代でつなぐ、飛鳥の古今東西
親子2代で飛鳥クルーズを追い続けるVOLVOX社の写真家、中村庸夫氏・武弘氏。初代飛鳥から飛鳥・まで、その雄姿と撮影時のエピソードを届けよう。

写真・文=中村武弘
「飛鳥II」と「飛鳥III」の神戸港への同時入港は、まるでかつての「初代・飛鳥」である「アマデア」が迎え入れているようだった。こちらに向いたアマデアの開放的な船尾に、懐かしさを覚えた。ゆっくり近付いてくる飛鳥IIのシャープな船首には色褪せない美しさを感じ、奥を進む飛鳥IIIからは気品溢れるオーラが漂っている。スマートな入港には余裕と風格を感じた。飛鳥三姉妹がそろい、神戸港に4隻の客船が並んだ歴史的出来事を、まばらに当たる太陽にやきもきしながら、空の上から感慨深く見ていた。
VOLVOX〈ボルボックス〉
中村庸夫・武弘親子が撮影を務める海洋写真事務所。七つの海を撮り、国内外で写真集、著書を100タイトル以上出版してきた。初代・飛鳥の就航以来、外観写真を撮り続けている。2006年に交通文化賞、2010年に海洋立国推進功労者表彰受賞。
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