2代でつなぐ、飛鳥の古今東西
親子2代で飛鳥を追い続けるVOLVOX社の写真家、中村庸夫氏・武弘氏。初代飛鳥、そして飛鳥IIの雄姿と撮影時のエピソードを届けよう。

大船渡港の花火大会と飛鳥IIの寄港が重なった(撮影=中村武弘)
大船渡の飛鳥と飛鳥II
松の木と大きな穴の開いた荒々しい磯からなる、大船渡の景勝地・穴通磯。日本らしい原風景を前に、大船渡港から出港していく「初代・飛鳥」を初寄港の際に狙った。
飛鳥クルーズでは、東北3大祭りに合わせ、夏の時期に大船渡に寄港するのが定番のクルーズとなっている。
2011年に東日本大震災震災が発生した時は、この穴通し磯が崩落してしまったのではという心配もあったが、その後に健在と知って一安心した。
大船渡では絵になる場所だけに、初代・飛鳥が「飛鳥II」に変わった後も、何度も繰り返し撮り続けた。
ある年、寄港日に大船渡港の花火大会が重なったため、息子・武弘が撮影に出かけた。出港前の薄暮の時間帯に、海の上から繊細な花火が打ちあがった。(文=中村庸夫)

初代・飛鳥が穴通磯を通過して出港していく(撮影=中村庸夫)
VOLVOX〈ボルボックス〉
中村庸夫・武弘親子が撮影を務める海洋写真事務所。七つの海を撮り、国内外で写真集、著書を100タイトル以上出版してきた。初代・飛鳥の就航以来、外観写真を撮り続けている。2006年に交通文化賞、2010年に海洋立国推進功労者表彰受賞。
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