未来へと続く航海
飛鳥クルーズ就航30周年記念、アニバーサリークルーズレポート

未来へと続く航海 飛鳥クルーズ就航30周年記念、アニバーサリークルーズレポート 
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2021.12.27

「戻ってきてくれてありがとうございます」

 

ディナーは初日がアニバーサリーディナー、そして就航記念日の2日目はスペシャルアニバーサリーディナー。この夜は第10代・西口雅浩総料理長と第11代・瀧淳一総料理長のコラボで創り上げられた、30年の歴史も感じることのできるメニューが並ぶ。

 

初代飛鳥で供されていた「伊勢海老のコンソメでじっくり煮込んだ焼き白菜 祝い鶏のロティとパルミジャーノの燻製」は飛鳥Ⅱ初登場。そしてワールドクルーズ最後のフォーマルディナーに出される「飛鳥伝統ベイクドアラスカ」がフィナーレを飾る。

 

アニバーサリーディナー初日は瀧シェフ、そしてスペシャルの今宵は西口シェフが各テーブルに挨拶に回る。西口シェフは30年前の香港・台湾デビュークルーズでギャレーにおり、慣れないサービスで悪戦苦闘していたという。「あのデビュークルーズから30年ですか。なんだかあっという間でしたね」としみじみ振り返っていた。

 

スペシャルアニバーサリーディナーのさなか、吉田悟ホテルマネージャーから乗客に挨拶が行われた。その中でひときわ印象的な言葉があった。

 

「おかえりなさい、戻ってきてくれてありがとうございます」

 

この20日前の10月8日、飛鳥Ⅱの再々運航が始まった。新型コロナウイルス感染症の影響によるさまざまな困難を乗り越え、いま、30周年の記念航海にこぎつけることができた。吉田マネージャーの挨拶には、乗客との強い絆を感じた。そして2021年10月28日は、単なる30周年の節目ではなく、特別な思いの詰まった1日となったのである。

CRUISE GALLERY
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2日目のアニバーサリーディナーを1皿ずつ紹介しよう。「雲丹と人参のフラン 飛鳥Ⅱ特製コンソメのジュレ」
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「カプチーノ風マッシュルーム ポルチーニのクロケット」
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「北海道産平目のブルーキュイと彩り野菜のサラダ」
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「伊勢海老のコンソメでじっくり煮込んだ焼き白菜、祝い鶏のロティとパルミジャーノの燻製」
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「黒毛和牛フィレ肉のポワレ シャリビアン風」
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「飛鳥伝統 ベイクドアラスカ」

午後7時、「伊東ゆかりライブin飛鳥Ⅱ」が開演した。今回が12回目の飛鳥クルーズ乗船となる伊東さん。幡野船長がミッドウェイ初寄港を果たしたとき、そして中村船長が皆既日食の観測に成功したときも船上にいた。まさに、飛鳥クルーズの歴史の目撃者である。

 

ライブは曲と曲の間にトークを交えながら進む。伊東さんは静かに語った。「コロナが収まったら、飛鳥にまた乗りたい。今度はオーロラを見たい」。そして、このように続けた。「新しい飛鳥にも乗りたい」。

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伊東ゆかりさんのステージ。曲間に語られた飛鳥との思い出に乗客も聞き入った
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伊東ゆかりさんのステージ。曲間に語られた飛鳥との思い出に乗客も聞き入った

30年の時間旅行だった3日間

 

10月29日、朝。快晴の空の下、頂に白雪を冠した富士山がハッキリと見える。やがてベイブリッジをくぐり、横浜港が姿を現した。

 

3日間のクルーズは30年の時間旅行でもあった。思えば、飛鳥クルーズは15年ごとに大きなトピックがあった。1991年飛鳥デビュー、2006年飛鳥Ⅱ誕生、そして2021年には新造船の建造を発表した。新造船は2025年に就航予定であり、この船旅はさらに50年、百年と未来へ続く航海だった。

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横浜港入港時。見事な富士山が姿を現し、飛鳥の未来を祝しているかのようだった
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横浜港に帰着した飛鳥Ⅱ。これからも多くの乗客を乗せ、すばらしい思い出を残していくのだろう
ペンアイコン取材メモ
~飛鳥クルーズ就航30周年記念~アニバーサリークルーズ
日程:2021年10月27日(水)~ 29(金)
コース:横浜~横浜
クルーズ代金:13万円(Kステート)~56万4000円(Sロイヤルスイート)
船名:飛鳥Ⅱ(郵船クルーズ)
総トン数:5万444トン
乗客定員:872人/乗組員数:約490人
※乗客定員、乗組員数は最大時。現在は定員を減らして運航している。

郵船クルーズ公式サイト

https://www.asukacruise.co.jp

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