クイーン・エリザベス乗船への道
「何を着る?」「何を持つ?」――荷造りと心構え
●キュナード名物、テーマナイト
ちなみにガラ・イブニングにはテーマが設けられていることがあり、その筆頭がキュナード名物「ブラック&ホワイト」。その名の通り白と黒をとり入れたフォーマルな装いをする夜のことだ。数あるコースの中でも「ブラック&ホワイトは必ずと言っていいほど設けられることが多いテーマ。男性が黒いタキシードなら女性は白いジャケットを羽織るなど、夫婦でコーディネートする方も多いですね」。
そのほかには仮面舞踏会をテーマにした「マスカレード」、キュナードのファンネルの色である赤をテーマにしたものなどがある。マスカレードの日は船内で仮面を売っているのでぜひ入手したいし、赤いスカーフや小物もひとつ、荷物にしのばせておきたい。
●クルーズの中で多くを占める、スマート・アタイアーの夜に役立つアイテム
一方でガラ・イブニング以外の日はどうだろうか。「日本語だとスマート・カジュアルという表現になりますが、スマート・アタイアーはいわゆるカジュアル・ウエアではありません。男性は短パンやTシャツなどではレストランに入れず、ジャケットは必須です。ただネクタイはしなくても大丈夫です。それでもダイニングによって、ネクタイ着用率は5割以上だったりするので、念のためネクタイは持って行ったほうがいいでしょう」。
女性に関して言えば、先述のとおり「高級ホテルでランチ」のイメージ。「こちらも短パンやスニーカーはNGです。ワンピースやスカートなどを着用しましょう」。キュナード名物のアフタヌーンティーも、このスマート・アタイアーででかけたい。「女性でもぜひジャケットは1枚持って行くといいと思います。羽織るだけでキチンと感が出ます」。
なお、ブッフェやパブをはじめとしたカジュアル・ダイニング、カジノなどの一部エリアでは、夕食時でもコットンのパンツ、スポーツシャツなどのカジュアルな服装で過ごすことができる。また、夕食時間以降はドレスコードがあるが、日中はコットンのパンツ、スポーツシャツ、 カジュアルなワンピースなど、リラックスした服装で過ごすことができるのでご安心を。
さらに寄港地で観光する際にぜひ持って行きたいのが、フード付きのレインジャケットという。「防寒にもなりますし、雨が降ったときにも使えます」。そのほか、帽子もマストアイテムだという。「こちらも防寒や日差し対策になりますし、緊急時に船外に脱出の際は帽子をかぶる必要があります。しっかりかぶれて風に飛ばされにくいものがいいと思います」。