〈速報〉ついに詳細が明らかに! 「にっぽん丸」に続くニューフェイス
MITSUI OCEAN FUJIが拓く未来

〈速報〉ついに詳細が明らかに! 「にっぽん丸」に続くニューフェイス MITSUI OCEAN FUJIが拓く未来
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2023.10.27
2023年に商船三井クルーズが購入したラグジュアリー船「シーボーン・オデッセイ」。
ついにその新たな船名が明らかになった。その名もMITSUI OCEAN FUJI(ミツイ オーシャン フジ)。
商船三井クルーズは新ブランドMITSUI OCEAN CRUISES(ミツイ オーシャン クルーズ)を立ち上げ
いよいよ2024年12月から新たな航海に出ようとしている。その第一報を届けよう。
文=吉田絵里

新ブランドは「ミツイ オーシャン クルーズ」。そして新船名は「ミツイ オーシャン フジ」。商船三井クルーズがそう発表したとき、いよいよ新たな時代の幕開けだ……! と期待に胸が高まった。前身となる大阪商船が設立されたのが1884年。間もなく140年の歴史を誇る同社はいま、新たな挑戦に臨もうとしている。

 

船名は2013年に引退した「ふじ丸」の名を彷彿とさせるもの。商船三井クルーズの上野友督代表取締役社長執行役員は「日本の上質なおもてなしと王道のラグジュアリー・クオリティーの融合した体験を創造し、日本発祥のウェルビーイングを実現する」と新ブランドへの意気込みを語った。これまで培ってきた客船事業のノウハウ、もてなしの心を受け継ぎつつ、海外仕様のラグジュアリーな空間とサービスとをうまく融合させていく──商船三井クルーズはそんな新たな未来を描いている。

 

だからこそミツイ オーシャン クルーズは、国内だけでなくアジアマーケットなど海外の乗客も取り込んでいくという。その背景には商船三井の「海運不況時でも安定収益を維持できるクルーズ事業を強化する」という狙いもある。2035年には外国人乗客で全体の25~30パーセントを満たすのが目標だ。

 

目指すのは、ラグジュアリーブランドとして、日本とアジアの乗客に『上質な日本』を感じさせるクルーズ体験の提供。日本人乗客にとっては、国際交流を楽しみながら、日本を再発見できる船旅になりそうだ。

 

そもそも船のハード自体もスケールアップする。「にっぽん丸」の2万2472トンに対し、ミツイ オーシャン フジは3万247 7トン。ショーが行える「グランドサロン」に加え、ドリンクを楽しみながらステージが見られる「ザ・クラブ」もあり、エンターテインメントの幅も広がりそうだ。「外国人のお客さまが多いクルーズの場合は、言葉に頼らない音楽のショーをしたり、またどこかで英語でのエンターテインメントを盛り込んだりしてもいいかもしれません」と上野社長。

 

食事に関しては、フルサービスのダイニングが2カ所、ビュッフェが2カ所。船尾にはマリーナカフェもオープンする。

ラグジュアリー感あふれるパブリックルーム
ミツイ オーシャン フジ
デッキの船首にあり、景色が楽しめる「オブザベーションバー」
CRUISE GALLERY
ミツイ オーシャン フジ
デッキの船首にあり、景色が楽しめる「オブザベーションバー」
ミツイ オーシャン フジ
船内は上品なインテリアでまとめられている
CRUISE GALLERY
ミツイ オーシャン フジ
船内は上品なインテリアでまとめられている
ミツイ オーシャン フジ
ステージがあり、大人の社交場といった雰囲気の「ザ・クラブ」
CRUISE GALLERY
ミツイ オーシャン フジ
ステージがあり、大人の社交場といった雰囲気の「ザ・クラブ」
ミツイ オーシャン フジ
ショーが行われる「グランドサロン」
CRUISE GALLERY
ミツイ オーシャン フジ
ショーが行われる「グランドサロン」

※画像は現時点でのイメージ。今後インテリアなどが変更になる可能性がある

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