〈速報〉ついに詳細が明らかに! 「にっぽん丸」に続くニューフェイス
MITSUI OCEAN FUJIが拓く未来
ついにその新たな船名が明らかになった。その名もMITSUI OCEAN FUJI(ミツイ オーシャン フジ)。
商船三井クルーズは新ブランドMITSUI OCEAN CRUISES(ミツイ オーシャン クルーズ)を立ち上げ
いよいよ2024年12月から新たな航海に出ようとしている。その第一報を届けよう。
新ブランドは「ミツイ オーシャン クルーズ」。そして新船名は「ミツイ オーシャン フジ」。商船三井クルーズがそう発表したとき、いよいよ新たな時代の幕開けだ……! と期待に胸が高まった。前身となる大阪商船が設立されたのが1884年。間もなく140年の歴史を誇る同社はいま、新たな挑戦に臨もうとしている。
船名は2013年に引退した「ふじ丸」の名を彷彿とさせるもの。商船三井クルーズの上野友督代表取締役社長執行役員は「日本の上質なおもてなしと王道のラグジュアリー・クオリティーの融合した体験を創造し、日本発祥のウェルビーイングを実現する」と新ブランドへの意気込みを語った。これまで培ってきた客船事業のノウハウ、もてなしの心を受け継ぎつつ、海外仕様のラグジュアリーな空間とサービスとをうまく融合させていく──商船三井クルーズはそんな新たな未来を描いている。
だからこそミツイ オーシャン クルーズは、国内だけでなくアジアマーケットなど海外の乗客も取り込んでいくという。その背景には商船三井の「海運不況時でも安定収益を維持できるクルーズ事業を強化する」という狙いもある。2035年には外国人乗客で全体の25~30パーセントを満たすのが目標だ。
目指すのは、ラグジュアリーブランドとして、日本とアジアの乗客に『上質な日本』を感じさせるクルーズ体験の提供。日本人乗客にとっては、国際交流を楽しみながら、日本を再発見できる船旅になりそうだ。
そもそも船のハード自体もスケールアップする。「にっぽん丸」の2万2472トンに対し、ミツイ オーシャン フジは3万247 7トン。ショーが行える「グランドサロン」に加え、ドリンクを楽しみながらステージが見られる「ザ・クラブ」もあり、エンターテインメントの幅も広がりそうだ。「外国人のお客さまが多いクルーズの場合は、言葉に頼らない音楽のショーをしたり、またどこかで英語でのエンターテインメントを盛り込んだりしてもいいかもしれません」と上野社長。
食事に関しては、フルサービスのダイニングが2カ所、ビュッフェが2カ所。船尾にはマリーナカフェもオープンする。
※画像は現時点でのイメージ。今後インテリアなどが変更になる可能性がある