船上ビアガーデン、カジノに運動会も
イベント尽くしの「飛鳥Ⅱ」秋のゆったりクルーズ

CRUISE STORY
クルーズストーリー
2019.10.27
船内が盛り上がるイベント多数
終日航海日こそ船旅の醍醐味

●盛りだくさんの催し 一体感が増す船内

 

九州では唐津に続いて上五島へも寄港する予定だったが、台風で風が強く抜港となった。残念だが、この時期ならではの避けられないアクシデントと、気持ちを切り替えた。飛鳥Ⅱは日本海を北上し、次の寄港地である七尾を目指す。スケジュールが変わったことで、二日連続での終日航海となった。とはいえ、船内での催しは盛りだくさんだから時間を持て余すことはない。

 

「実は、終日航海日のほうが忙しいんですよね……」

 

そう話してくれた乗客は、どこかうれしそうだった。予定の変更に迅速に対応し、新たにイベントが企画されたことにも感心させられた。それも急きょ決まったとは思えないほど大がかりなものも。

 

5デッキのアスカプラザにて開催された「スペシャルカジノ」はとくに盛り上がった。専用チップが無料で配布され、景品も多数。船長自らディーラーとなり、ブラックジャックのテーブルについたりして、乗客を楽しませようという心意気がありがたい。

 

CRUISE GALLERY
アスカプラザにカジノが出現。無料配布されたチケットで気軽に参加できる1日限りの催しだ。金銭のやりとりはないが、チップの獲得数に応じて豪華記念品も手に入る
ギャラクシーラウンジで行われた桂雀々師匠による落語。日本の伝統芸能に触れ、客席が笑いに包まれた
尾崎洋子氏による「彩書教室」。顔彩を使って、文字を絵に見立てる技法で、飛鳥Ⅱの船体と「令和」の文字を描いた

 

さらに別の日には、シーホースプールにて「アスカカップ」が開催された。ラグビーワールドカップが開幕したことにちなんで企画されたもので、玉入れや借り物競争など、いわゆる船上の運動会だ。乗客は紅組と白組に分かれて、団体種目を戦う。誰もが童心に返り、夢中で競技に取り組む。白熱のあまり、ここが船上であることを忘れそうだった……!

関連記事
TOPへ戻る
シェアアイコン