にっぽん丸
就航30周年
オリジナルグッズ誕生秘話

CRUISE STORY
クルーズストーリー
2020.04.27

●お客さまに喜ばれるものを

 

ショップバッグのリニューアルと同時に進行中なのが、にっぽん丸30周年を記念したオリジナルグッズの製作だ。この企画にも携わっている泉さんに話を聞いてみた。

 

なかでもイチオシは、にっぽん丸の30周年ロゴが入った革のキーホルダー。何か実用的な商品を作れないかと考え、製作を決めたのだという。

 

「これは、アーティストのコンサートグッズを作っている会社のショールームを訪れたときに目にし、にっぽん丸でも作れないかと考えました。革製だとカバンの中でも音がしにくく、高級感もあり、中高年層のお客さまにも喜んでいただけるのではないかと思いました」(泉さん)。

 

Tシャツは男性向けのデザインを新たに作った。どんな世代にも受け入れられそうなシックなデザインが特徴だ。「いくつかのデザインパターンを出してもらい、社内でヒアリングした結果、特に男性社員に人気だったのがこれ。今後さらに、女性や子供向けなども作っていこうかなと考えています」(同)。

 

もうひとつ今回の目玉となるのが、東京・日本橋の和菓子の老舗「榮太樓總本鋪」とコラボしたあめだ。にっぽん丸オリジナルの缶に入っており、のどあめとバニラミルクあめがセットになったもの。「にっぽん丸は東京を母港とする船なので、東京ブランドを発信していきたいという思いでコラボレーションをお願いしました。お土産としてだけでなく、船内でののどの乾燥防止に喜ばれるのではと考えました」(同)。

 

今後、あめの味を変えて第二弾の製作も構想中。榮太樓總本鋪の人気商品のお菓子も、にっぽん丸オリジナルパッケージでお目見えする予定とのこと、こちらも楽しみにしたい。記念のワッペンや、ピンバッジの販売も予定。客室に常備されているペットボトル水のラベルも30周年記念のものにリニューアルする。この特別な年に乗船した方だけの、良い思い出になりそうだ。

 

●特別なシャンパンも登場

 

改装でも特に力を入れているのは「食」。「にっぽん丸SHOWCASE」と銘打ち、大型モニターでギャレーの内部を見ることができたり、シェフが登場したりするなどエンターテインメント性に富んだ、新しい食の楽しみ方を提案する。

 

それに向けた新たなメニューも現在開発中という。中山勝利総料理長いわく、「にっぽん丸SHOW CASEでは、ストーリー性を持たせたいと考えています。寄港地の郷土料理をヒントにしたメニュー構成であれば、食事をしながらあるひとつの航海が目に浮かんでくるような楽しみ方を提供できれば」と、こちらも期待が膨らむ。

 

そこで登場するのが、30周年を記念したオリジナルラベルのシャンパン。グラン・クリュと呼ばれる特に高品質な畑のブドウのみを使い、柑橘系の香り、複雑さと丸みのある味わいが特徴だ。にっぽん丸の伝統の料理にも合うに違いない。生まれ変わる新たなダイニングでぜひ味わいたい。

CRUISE GALLERY
次回にっぽん丸に乗船したときは、船内ショップをのぞいてみよう
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