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フォーレンダム、ロッテルダムでウクライナ避難民の仮住居に

2022.04.04
外国客船

ホーランド・アメリカ・ラインの「フォーレンダム」(約6万トン)がウクライナ避難民の仮住居として利用される。オランダ政府とロッテルダム市によるチャーター。オランダはウクライナ避難民5万人の受け入れを表明しており、その一環。同船はロッテルダム港メルウェハーベンに3カ月間停泊し、約1,500人を受け入れる。利用者には一日3回の温かい食事と個室、ハウスキーピングサービス、フィットネス施設など公共スペースの利用、インターネット利用、その他必需品を提供する。乗組員は約650人を配置する。

 

ガス・アントルチャ社長は「当社がロッテルダムで創業したときの使命は、より良い生活を求める(米国への)移民を支えることだった。今日、私たちは追放されたウクライナ人のために同様の使命のごく一部を担えることを誇りに思う」と述べた。同船は5月15日にロッテルダムで運航を再開する予定だったが、7月3日に延期する。

 

ホーランド・アメリカ・グループはすでに100万ドルを支援基金に寄付した。ウクライナ出身のスタッフに対し、カウンセリング支援や家族との連絡のための無料インターネットサービスの提供、早期下船や延長などのスケジュール変更を実施している。船上では乗客参加型のウオーキング・プログラムを通じて寄付を募る。

 

同船は2018年まで日本発着クルーズを複数回実施した。

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