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「MSCワールド・エウローパ」引き渡し、同社初のLNG燃料客船

2022.10.27
外国客船

24日、MSCクルーズはSTXフランス(旧アトランティーク造船)から「MSCワールド・エウローパ」(20万5863トン)の引き渡しを受けた。客室数2,626、乗客定員5,252(最大6,762人)。同船はMSCクルーズとして初めて20万トンを超える「ワールド・クラス」の第1船で、初の液化天然ガス(LNG)燃料船。フランス建造としてもLNG燃料の最初の客船となる。客船として初めて固体酸化物燃料電池を採用し、次世代排水処理システムを導入するなど環境対策を強化している。

 

船体後部104メートルは上部を左右に分割し、中央プロムナードをオープンにした「Yシェイプ」と称する特徴的なデザインを採用。航跡を望む半屋外のプロムナードには11デッキ分の高さのすべり台を設置している。船内施設には地ビール醸造所や、ジンバー、ジュースバー、コーヒー専門店、ティーハウスなどが初登場。シーフードレストラン「ラ・ペスカデリア」や、旬の料理を提供する「シェフズ・ガーデン・キッチン」など13 のダイニングを擁する。

 

12月就航予定でデビューシーズンは中東に配船となる。2023年夏季は地中海クルーズを実施する。

「MSCワールド・エウローパ」引き渡し、同社初のLNG燃料客船
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