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カーニバルの第1四半期、順調に収支改善

2023.03.28
業界

カーニバル・コーポレーションは27日、2023年第1四半期(2022年12月〜2023年2月)の決算を発表した。売上高は44億3200万ドル(前年同期16億2300万ドル)、純損失は6億9300万ドル(同18億9100万ドル)だった。赤字計上が続いているものの、昨年夏以降のクルーズ再開を機に、収支改善は順調に進んでいる。

 

燃料価格の上昇や為替変動で3100万ドルがマイナスとなったものの、財務指標の一つとなる調整後EBITDA(金利・税金・償却費控除前利益)は3億8200万ドルで、前期末の予想(2億5000万ドル〜3億5000万ドル)を上回った。

 

売上高はコロナ禍前の2019年同期に比べ95%の水準にまで回復している。ウェーブシーズンの販促が好調だったことから、北米・オーストラリア、欧州で過去最高の予約数を記録した。

 

第2四半期の調整後EBITDAは6億〜7億ドルを予想。98%以上の稼働率を見込んでいる。通期については39億〜41億ドルの調整後EBITDA、稼働率100%以上を想定している。

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