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NCLH、第2四半期は増収増益 通期EPS見通しは下方修正
ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)は30日、2026年第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。売上高は26億4054万4000ドル(前年同期比4.9%増)、純利益は前年同期の約7.4倍となる2億2255万3000ドルを計上した。
この結果、上半期(1〜6月)の売上高は49億7176万5000ドル(同7.0%増)、純利益は3億2721万9000ドルとなり、前年同期の1030万3000ドルの赤字から黒字転換した。
第2四半期の調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)は6億6600万ドル(前回予想約6億3200万ドル)、調整後純利益は2億2200万ドル(同約1億7800万ドル)、調整後EPS(1株当たり利益)は0.48ドル(同約0.38ドル)となり、いずれも第1四半期決算発表(今年5月)に示した会社予想を上回った。
第2四半期のネットイールド(実質収益)は、報告ベースで前年同期比2.1%減、一定通貨ベースで同2.6%減となったが、前回予想(同3.6%減)を上回った。一方、供給日数当たりの総クルーズ費用は前年同期比11.6%減、一定通貨ベースでは12.3%減となった。
NCLHは7月、「オーシャニア・シレーナ」(3万277トン、1999年建造)のセール&リースバックに関する覚書を締結した。傘下のオーシャニア・クルーズが同船を2028年春までチャーターする予定で、この取引は2026年第3四半期中に完了する見込み。財務体質改善の一環とみられる。同船はルネサンス・クルーズ向けに建造されたRクラス客船の第4船。
また、NCLHは第2四半期中に、2027年満期の転換社債を現金で全額返済することを決定した。これにより新株発行は不要となり、2026年通期の希薄化後平均株式数は今年5月時点の予想より400万株少なくなる見通しで、EPSの希薄化は回避される見込みだ。
同社によると、ブランド運営上の実行面の課題や中東情勢などの影響により、今後12カ月の予約状況は最適水準を下回っている。一方、プライベートアイランド「グレート・スタラップ・ケイ」では9月4日に、新たなウォーターパークやラグーンなど主要施設を一般公開する予定で、同社はこれがカリブ海方面の需要回復を後押しすると期待している。
第3四半期のネットイールドは、一定通貨ベースで前年同期比8.9%減少する見込み。調整後EBITDAは8億7400万ドルを予想している。
通期のネットイールドは、2025年比で約5%減となる見通し。調整後EBITDAは約25億ドル、調整後純利益は約7億ドルになる見込み。前回、中央値で約1.62ドルとしていた調整後EPS予想は、約1.50ドルへ引き下げた。
NCLHは、前四半期に発表した年間1億2500万ドルのコスト削減計画に加え、新たに1億ドルの追加削減策を打ち出した。あわせて、マーケティングや収益管理など主要部門で新たな責任者を迎え、実行体制の立て直しを進めている。ただし、これらの施策の効果が表れるまでには時間を要するため、同社は「2026年業績への効果は限定的となる見込み」としている。
写真提供:ノルウェージャン・クルーズ・ライン

