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ロイヤル・カリビアン・グループ年度決算、純損失6000億円に

2021.02.24
業界

ロイヤル・カリビアン・グループは22日、2020年度決算を発表した。新型コロナウイルスの影響により、純損失は58億ドル(約6117億円)に達した(米国会計基準)。前年度比302パーセント減。ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが昨年12月に「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」でシンガポールでの運航を再開したほか、グループ傘下TUIクルーズがカナリア諸島で3隻の運航を再開したが、ほぼ全船で運航停止が続いている。昨年12月末現在、約44億ドルの流動性を確保している。1月末にはアザマラ・ブランドを2億100万ドルで売却することに最終合意した。

運航停止後、「マジェスティ・オブ・ザ・シーズ」(7万4077トン)、「エンプレス・オブ・ザ・シーズ」(4万8563トン)、「セレブリティ・エクスペリエンス」(1,610トン)の3隻を売却したほか、プルマントゥールの3隻、アザマラの3隻を売却した。昨年末時点で運航船は合計61隻、発注残は15隻。クルーズが中止となった予約客の約53パーセントが現金での払い戻しを希望した。2021年に受けた予約の75パーセントが新規予約によるもの。

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