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RCLとNCLH、共同で策定したガイドライン発表

2020.09.28
業界

ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)とノルウェージャンクルーズライン・ホールディングス(NCLH)は、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に対応したクルーズの安全衛生基準を強化するため、今年6月に共同で立ち上げた専門家委員会「ヘルシー・セイル・パネル」がまとめたガイドラインを発表した。乗船前の乗組員・乗客のPCR検査、船内の衛生管理と換気、緊急時のマニュアル作成、寄港地ツアー対策、乗組員のリスク軽減などの分野に分けられ、74項目におよぶ具体的な取り組みが推奨されている。同ガイドラインは米国疾病予防管理センター(CDC)にも提出され、今後のクルーズに関連した公衆衛生基準や予防措置に活用される。

ヘルシー・セイル・パネルは公衆衛生や感染症の専門家などが集結し、医師であり元ユタ州知事のマイク・リービット氏とスコット・ゴットリーブ医学博士が共同で座長を務めている。

RCLのリチャード・フェイン会長兼CEOは「お客さま、乗組員、寄港先の安全を守りながら運航するにはどうすべきか。専門家委員会の真摯な取り組みのおかげで最善のガイドラインを策定できたことをうれしく思う」とコメントした。NCLHのフランク・デル・リオ社長兼CEOは、「ヘルシー・セイル・パネルの提言は妥協を許さず包括的なものであり、さまざまな英知が結集している。今後もCDCなどと協力しながら再開に向けて準備したい」と述べた。

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