クイーン・エリザベスでやりたいこと、できること
●それぞれに快適な、4つの客室カテゴリー
クイーン・エリザベスでは英国的な伝統を受け継ぎ、4つの客室カテゴリーに分かれている。それぞれの乗客が居心地よく感じるクラスやクルーズ代金を選べ、快適な船旅ができるのだ。
最上級のクイーンズ・グリルの各客室にはバトラー(執事)がつき、細やかなサービスで居心地の良い環境を提供してくれる。バトラーは英国の上流階級に古くから存在した特別な存在。英語が苦手な方も日本語のヘルプを頼んだり、または必要最低限のサービスだけに限定することもできる。
プリンセス・グリルもクイーンズ・グリル同様、シャワーとバスタブ付きの客室になる。専用施設グリル・ラウンジにはコンシェルジュがいるので、階下のパーサーズオフィスへ行く回数が減るはず。そして屋外デッキにはコートヤード(中庭)があり、晴天ならばここで朝食やランチが楽しめる。これはグリルクラスらしい特権だろう。
グリルクラスにはアラカルトという一品料理があり、日替わりメニューとともに評判だ。テーブル脇にてサービスするローストダックやクレープシュゼットなどは、毎晩どこかの席でみかけるほど人気。丁寧なナイフさばきで肉を切り分け、ブランデー入りのフライパンに火を入れてショーのようにフランベの炎を上げる様子は、まさに「ホワイトスター・サービス」そのもの。
ホワイトスター・サービスとは、専門知識と技術の取得に努め、親切や気配りを忘れない接客術で、タイタニックを所有していたホワイトスター・ラインから発祥している。同社がキュナード・ラインと合併した後も、現在もクイーン・エリザベスで品の高いサービスが継続されている。
3つめの客室カテゴリー、ブリタニア・クラブもグリルクラス同様に一回制で、ダイニングの時間指定がない。メニューはブリタニア・レストランと同様だ。4つ目の客室カテゴリーは、最も大きなブリタニア・レストランを利用する。ここは2デッキの高さがある豪華なデザインのダイニングで、船尾や両舷側では海が見える場所も。ウエイターたちも気さくで、量を減らす(ハーフ・オーダー)など、リクエストによく応えてくれる。
各カテゴリーでそれぞれに合ったサービスが供されるので、心地よく過ごせる客室をセレクトしたい。
●散策にちょいどよい、9万トンサイズ
公室で言えば、9万トンという大きさのクイーン・エリザベスは、散策して歩くのに最適なサイズだろう。クルーズ中にお気に入りの場所を見つけるのは楽しいもの。ヘルシーに過ごしたい人は、最上デッキでの早朝ジョギングや3デッキで食後の散歩、そして改装されたスパを訪問するのもいいだろう。歴史好きの人は、コモドアクラブそばの初入港記念プラークを見学したい。シガーラウンジで一服をしたり、またカジノをのぞいてみるなど、大人の過ごし方も可能だ。
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