シーニック・クルーズ
最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる

航く川の土地が生み出した
実りの食材とワインを楽しみながら

■改装で客室がより快適に

 

客室は多くがベランダ付きなので、航行中は自室でくつろぎながら景色を眺めるのもいい。2017年の改装で、ベランダのガラスが開閉式に。閉めればベランダをサンルームのようにも使え、雨の日や肌寒い時も快適だ。

 

街を少し離れると川岸は田園や森が続き、草を食む牛の群れが見えたり、キャンプを楽しむ家族連れが手を振ってくれたりする。

 

「ソーヌ川の魅力は、こののどかな光景です」と船長が語ってくれた。「緑が多く、他の川より船も少なくて、リラックスした雰囲気が楽しめます。一方でこの後停泊するリヨンや、ローヌ川ではアヴィニョン橋のすぐ近くにも停泊して美しい街の景観も満喫できます。日本人はフランスの食や飲み物を好む人が多いので、とても楽しめるコースではないでしょうか」。

 

フランス人の船長の言うとおり、今回は食も多いに楽しませてもらった。船内はアルコールも込みのオール・インクルーシブで、ランチの席に着くとウエーターがさっそく本日のワインをすすめてくれる。この日の停泊地、マコンで造られたワインだ。

 

リバー客船のダイニングは1カ所と思いこんでいたが、この船は2カ所のスペシャリティー・レストランがあり、うち1つは全乗客がクルーズ中に1回招待される。提供されるメニューはいずれも地元で積み込んだ新鮮な野菜などがたっぷりで、ガラ・ディナーではビーツやいちじく、ヤギのチーズなどフランスらしい食材がふんだんにあしらわれていた。

 

(上メイン写真)

メイン・ダイニング「クリスタル・ダイニング」は朝と昼はビュッフェ&セミオーダー形式、夜はコース料理を提供

シーニック・クルーズ 最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる
「パノラマラウンジ&バー」は大きな窓で眺めもよく、リビングのようにくつろげる。午後にはスイーツも並ぶ「リバーカフェ」と、セルフのドリンクバーを併設
CRUISE GALLERY
シーニック・クルーズ 最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる
「パノラマラウンジ&バー」は大きな窓で眺めもよく、リビングのようにくつろげる。午後にはスイーツも並ぶ「リバーカフェ」と、セルフのドリンクバーを併設
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シーニック・クルーズ 最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる
「ターブル・ラ・リブ」は上級スイートの乗客が招待されるダイニング。繊細な盛り付けの料理とそれぞれペアリングされたワインがゆっくり供される
シーニック・クルーズ 最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる
「ラムール」はその土地の選び抜いた食材を用いた料理をシェフ自らが解説しながら提供。地元のワインと一緒に楽しむ
シーニック・クルーズ 最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる
航行中にはダイニングで料理教室を開催。シェフと地元の市場を訪ねるツアーもある
シーニック・クルーズ 最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる
壁と床が塩でできた「ソルトルーム」は温浴効果や美肌効果があるという。3カ月おきに塩を入れ替える
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一番広い「ロイヤルオーナーズスイート」は47平方メートル。バスタブからも、サンルーム越しに外が見える造り
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シーニック・クルーズ 最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる
一番広い「ロイヤルオーナーズスイート」は47平方メートル。バスタブからも、サンルーム越しに外が見える造り
シーニック・クルーズ 最高級リバー客船で、フランスの恵みを川からたどる
バルコニースイートバルコニーは ガラスを上まで上げてサンルームのようにも使える
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バルコニースイートバルコニーは ガラスを上まで上げてサンルームのようにも使える
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