初めてのローヌ川、プロヴァンスが凝縮されたクルーズ
南仏なら絶対におすすめしたい旅のスタイル

プロヴァンスをローヌ川で縦断、1週間でハイライトをめぐる旅へ
魅力的な古都、草原。そして上質な料理を毎日堪能する船旅の日々

初めてのローヌ川、プロヴァンスが凝縮されたクルーズ 南仏なら絶対におすすめしたい旅のスタイル
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2023.02.03
リバー・クルーズは、文字通り川を移動するクルーズだ。
飛行機が幹線道路が敷かれる前の古代から中世の街のほとんどは、川を物流網として発展してきた。そのため宝石のような中世からの古都は大河沿いに築かれている。そしてリバー・クルーズはそうした中世のハイライトをめぐることになる。

海と違うのは風景が次々に変わっていき、エンターテイメントやイベントがなくても、風景を見ているだけでも退屈しないということだろう。

旅先を楽しむという、旅本来の行動ができるのがリバー・クルーズ。その中でクロワジーヨーロッパは、リーズナブルで高品質な、お値段以上のクルーズを体験した。
写真・文=斎藤正洋

初日は小さな可愛い南仏のヨットハーバー、マルティーグから。

フランス人にとって海が生活の一部になっていることが理解できる風景に立ち、夕暮れに運河を通りぬけると釣りをしている人たちが、手を降ってくれる。
パリのツンとした雰囲気がフランスだと思っていたら、こんな気さくなフランスがあるんだという、驚きと嬉しさ。
はじめてのディナー。実は乗船前にマルセイユ、ニーム、アルルに滞在してからの乗船だったが、それまで食べたミシュランレストランに引けを取らない…正直なところそれ以上ではないかというディナーだった。まさに南仏のすばらしさが詰め込まれた、プロバンスを堪能することになる1週間のはじまりとなった。

1日目 マルティーグ

このクルーズに参加しなければ多分一生知ることもなかった港がマルティーグ。南仏はバスの路線が充実している。最近、渡航先の交通手段はGoogleMapの公共交通で探すことが多いが、マルセイユからマルティーグは30分に1本あった。ただネットでの予約が充実しているとは言いがたく、空港やバスターミナルで前日に購入するのが確実そうだった。

マルティーグは運河によって南北に分かれた北側と中洲の島には多数の小型ヨットが停泊していている。この地区ではヨットを持つことは高級なことではなく、むしろセカンドカー的なもの。陽が傾くと家族連れのヨットが帰港してくる。

ヨットハーバー周りの広場は、ちょっとベニスのような海の都感があり、小さなレストランが多く立ち並んでいた。客引きもなく、まさにプロヴァンスの田舎の港。捕れたての魚介類がマルセイユの半額から2/3程度で味わえる。前泊すればよかったと反省しながら散歩をした。

CRUISE GALLERY
マルティーグハーバー
マルティーグレストラン
マルティーグハーバー

ディナー

初回の食事で、クルーズのイメージは固まる。率直に書くと、クロワジーヨーロッパの食事は間違いなくお値段以上。食事だけでも元が取れる感じだ。加えて赤白ロゼの5〜6種類から選べるワインも含まれている。庶民にはうれしいリバー・クルーズだと思う。

CRUISE GALLERY
ディナー
ディナー
ディナー

その他フォトギャラリーなどはこちらへ
https://www.funatabifun.com/croisieurope/provincereport/day1/

関連記事
TOPへ戻る
シェアアイコン