初めてのローヌ川、プロヴァンスが凝縮されたクルーズ
南仏なら絶対におすすめしたい旅のスタイル
霧のマルセイユと大湿地カマルグ。
水田があって、ピンクフラミンゴが飛び、白馬が走る。
①プロヴァンスをローヌ川で縦断、1週間でハイライトをめぐる旅へ魅力的な古都、草原。そして上質な料理を毎日堪能する船旅の日々
②霧のマルセイユと大湿地カマルグ。水田があって、ピンクフラミンゴが飛び、白馬が走る。
③はじめにゴッホ、そして古代ローマ。プロバンスの永遠の都アルルとアヴィニヨンへ。
④ヴェルコール。フランス中部の自然の中へ人間が生み出した美しい自然との調和に感動する
⑤フランス第二の都市、リヨン。グルメと古代ローマと中世都市に酔いしれる
⑥人気のボジョレー村で地元ワインをテイスティング、自分だけの小都市マコンを思う存分堪能
⑦南仏を魅力を堪能して、もっと長くいたいと思う、たぶんまた戻ってくる旅だった。
2日目 マルセイユ
クルーズの前泊に選んだのがマルセイユ。流石にフランス有数の大きな都市で1泊2日歩きまわる程度では街がわかったとは言えないが、海水浴場や博物館など十分楽しめる。ここもできれば乗船前に数日の滞在をおすすめしたい場所。そうすればマルセーユのエクスカーションを外して、停泊地のポール・サン・ルイという、観光ガイドには書かれてもいない、普通のプロバンスの生活を体験するのも面白い。あなただけが知っている場所を見つけるのも旅の楽しみではないだろうか。
さてエクスカーションはマルセイユのランドマーク、早朝一番乗りでの丘の上のノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院とマルセイユ旧港の観光へ。
まだ混んでいない教会の内部の金色に輝く天井は素晴らしく、その後は360度マルセイユ全域を見渡すのも楽しい体験だった。
旧港は大人気の観光地。路面列車が行き交い、ヨットだけでなく超大型のクルーザーが停泊している。朝からカフェが開いているので、ヨットの白い柱の森の先に、さっきまでいた教会が見える風景を楽しみたい。
ランチ
昼過ぎには一旦船に戻って、ランチ。
大きなモッツァレラチーズの前菜、カモのロースト、クレープとオレンジシャーベット…どれも微妙な香りが加えられたソースで味付けされ、昼から幸せを堪能できる。
カマルグ
午後は、フランスで数少ない湿原地帯がカマルグ。白い馬とピンクフラミンゴが生息する、動植物の楽園といわれている。そしてフランス唯一の「水田」が存在する。フランス領だったベトナムから兵役でやってきたベトナム人によってフランスの米作りが始まったそとのこと。
エクスカーションはまず「闘牛」を育てている牧場へ。スペインに近いプロヴァンスは実は闘牛も人気で、春にはあちこちの街で闘牛フェスティバルが1週間に渡って開催される。それが古代ローマ時代のアリーナで行われるのも壮観。プロヴァンスには2000年前のアリーナが多数現存し、今でもコンサートやイベントなどで使われている事に驚く。
エクスカーションに話を戻そう。大型トレーラーに引かれた長椅子の荷物車に乗って、牛追いを見物する。面白かったのは、牛追いのデモンストレーション。牛たちは意外に牛追いの指示を聞かないのだった。お客さんは笑いだし、牧場主のお父さんも「ごめんなさいね、今日は調子が悪いや」と笑い出す始末(笑)。
最後は、牧場の庭で冷たいジュースをいただく。ヨーロッパの牧場は公的な要素が大きく、村の会議や結婚式などでも使われている。
ディナー
初夏のフランスは日没が午後8時を過ぎ、明るいうちから夕食となる。ハーブの香るパテからはじまり、サーモンのロブスターソース、大きなカマンベールチーズ、チーズ風味のアイスクリーム。ほぼチーズがテーマのようなディナー。大満足だったが、満腹でもう食べられない。
その間に船は、アルルに向かう。
夜にはアルルに到着するので、元気があればぜひ夜のアルル歩きをお勧めした。ゴッホの名作「夜のカフェテラス」には絵そのままの風景が見られ楽しい。
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