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RCIの世界最大客船、「アイコン・オブ・ザ・シーズ」引き渡し

2023.11.28
外国客船

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)は27日、世界最大のクルーズ客船「アイコン・オブ・ザ・シーズ」(25万800トン)の引き渡しを受け、フィンランドのマイヤー・トゥルク造船所で記念式典を開催した。同船は来年1月27日マイアミ発着の東カリブ海クルーズ(7泊)でデビューする。就航後は東・西カリブ海クルーズ7泊を交互に運航する。

 

アイコンは数千人の専門家が7年以上にわたり構想を練り、900日に及ぶ設計・建造期間をかけて建造。式典にはロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)のジェイソン・リバティ社長兼CEO、RCIのマイケル・ベイリー社長兼CEO、マイヤー・トゥルクのティム・マイヤーCEOが出席し、1200人以上の乗組員と従業員が節目を祝った。同船はスペインのカディスへ出航し、マイアミへ向かう前に最終的な仕上げに入る。アイコンの魅力は、29日からRCIのウェブサイトで閲覧できる。

 

アイコンはRCI初の液化天然ガス(LNG)燃料に対応した船で、洋上初の廃棄物発電プラントなどの環境対策を施している。20デッキのうち18デッキが乗客向け。客室は2805室あり、乗客5610人(ツインベース)を収容。全ベッド使用時の最大乗客定員は7600人に及ぶ。乗組員数は2350人。

 

外観を特徴づけているのが、ガラスに覆われた船首部のドーム。内部には高さ約17メールのウォーター・カーテン、シアター、バーなどを配置している。船内には全部で7つのプールと9つのホイール・プールを設置。業界初の吊り下げ式によるインフィニティ・プールや洋上最大のプール、ウォーター・スライダー、サーフィン体験施設、海面から約47メートルの高さでスリルが味わえるアクティビティなど、船内にはRCIの船らしいアイデアが詰まっている。

 

食事や飲み物は40種類以上を提供。エンターテインメントはエア(空中)、アイス(氷上)、ウォーター(水上)、シアター(劇場)をステージに、最先端のショーやイベントを繰り広げる。客室タイプは28種類。ファミリー向けに3階建てのタウンハウス型の客室も登場する。

 

写真提供:RCI

RCIの世界最大客船、「アイコン・オブ・ザ・シーズ」引き渡し
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