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カーニバル、排出削減を加速 前倒し達成で目標を25%に引き上げ

2026.08.07
業界

カーニバル・コーポレーション・リミテッド(CCL)は6日、2029年までに温室効果ガス(GHG)の排出を2019年比で25%削減する新たな持続可能性目標を発表した。同社は「2030年までに20%削減」という当初目標を5年前倒しの2025年に達成。これを受け、削減幅を5ポイント引き上げるとともに、達成時期も1年早めた新目標を設定した。

 

こうした取り組みは業績にも反映されている。燃費改善により、2026年単年だけで2019年比約6億5000万ドルの燃料コスト削減が見込まれている。

 

同社は業務改善、省エネ投資、低GHG発電を柱とする脱炭素戦略を推進し、約20年にわたり排出削減を実現してきた。2008年以降、GHGを44%低減しており、乗客1人当たりの航海に伴う排出量は、この期間でおよそ半減したと説明している。

 

同社が最重要施策として挙げているのが、運航の効率化と低GHG発電への投資だ。AIやビッグデータ、リアルタイム情報を活用した航路最適化ツールや、HVAC(暖房・換気・空調)や照明の負荷を減らすシステム(船隊の約80%に導入済み)、燃費を高める船底の空気潤滑システム、ポット型推進器の搭載などを展開している。

 

同社によると、2033年までに就航予定の新造船7隻は、現行船と比べて乗客1人当たり20%以上高い効率性を見込んでいる。

 

また、LNG燃料対応船(船隊の約21%)を拡充する一方、陸電対応船も船隊の74%に達しており、2030年までに船隊の80%まで増やす計画だ。同社は並行してバイオ燃料の使用拡大や、ピーク時のエネルギー需要を平準化するバッテリー蓄電システムの導入も進めている。

 

CCLは、アイーダ・クルーズ、カーニバル・クルーズ・ライン、コスタ・クルーズ、キュナード・ライン、ホーランド・アメリカ・ライン、P&Oクルーズ、プリンセス・クルーズ、シーボーン・クルーズ・ラインの8ブランドを傘下に持つ世界最大のクルーズ会社。

 

写真提供:CCL

 

カーニバル、排出削減を加速 前倒し達成で目標を25%に引き上げ
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