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「クイーン・アン」はP&Oへ、「アルカディア」はHALへ移籍
カーニバル・コーポレーション傘下のP&Oクルーズとホーランド・アメリカ・ライン(HAL)は6日、2029年にキュナード・ラインの「クイーン・アン」(11万3000トン)をP&Oクルーズへ、P&Oの「アルカディア」(8万4342トン)をHALへ移籍すると発表した。キュナードの最新船のクイーン・アンは、就航から5年足らずでキュナードを去ることになる。
クイーン・アンは、2028/29年の世界一周クルーズを完了するまで、キュナードの船として運航される。その後、大規模な改装と改名を経て、2029年5月にP&Oクルーズに加わる予定だ。新船名や船内体験、就航プログラムの詳細は後日発表される。
同船は現代的なデザイン、豊富なダイニング・オプションとエンターテインメント、多目的に使えるパブリックスペースなどが特徴。カーニバルUK/P&Oクルーズ/キュナード社長のポール・ラドロー氏は、クイーン・アンはP&Oの現代的な旅のスタイルと親和性が高いと説明している。改装後は「新しいクラスの船」として加わり、規模や船内体験、航路の面で選択肢を広げる。
キュナードは船隊を「クイーン・メリー2」(14万8528トン)、「クイーン・ビクトリア」(9万49トン)、「クイーン・エリザベス」(9万901トン)の3隻に集約し、「より一体感のある船隊」にする。3隻はいずれも伝統や特別感といったキュナードらしいイメージを体現しているとされる。あわせて、同ブランドへの投資は続けると強調しており、来年完了するクイーン・メリー2の大規模改修にも触れている。
アルカディアは「オーステルダム」(8万2820トン)、「ノールダム」(8万2897トン)、「ウェステルダム」(8万2862トン)、「ザイデルダム」(8万2820トン)と同じ8万トン型の「ビスタ・クラス」。同船の受け入れによりHALのキャパシティは2000人以上増加し、船隊は11隻から12隻に拡大する。世界各地域への配船の柔軟性を高めるとともに、需要の拡大に対応する。
HALは現在、客室やダイニング施設などを刷新する大規模な改装計画「ホーランド・アメリカ・エボリューション」を進めており、アルカディアも対象となる予定。HALのベス・ボーデンスタイナー社長は、短期的な成長に対応するとともに、新造船の検討を含む船隊近代化戦略の一環と位置づけている。
クイーン・アンは2024年5月に就航した。アルカディアは2005年4月に就航。当初はキュナード向けに計画されたが、建造途中の2004年にP&Oクルーズ向けに変更された。
写真:クイーン・アン(左)、アルカディア(右) 提供:カーニバル・コーポレーション


