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カーニバルの第3四半期、売上高、純利益ともに過去最高
カーニバル・コーポレーションは29日、2026年第3四半期(6〜8月)の決算を発表した。売上高は84億3500万ドル(前年同期比3.5%増)、純利益は19億2300万ドル(同3.7%増)で、いずれも四半期ベースで過去最高を記録した。特殊要因を除いた調整後純利益は20億ドルだった。
2025年12月〜2026年8月の売上高は212億6300万ドル(同4.8%増)、純利益は27億2500万ドル(同16.1%増)に達した。
第3四半期の希薄化後EPS(1株当たり利益)は1.40ドル、調整後EPSは1.43ドルだった。燃料価格と為替の影響で0.10ドル(1億3100万ドル)のマイナスがあったものの、前年並みを維持した。調整後EBITDA(金利・税・償却前利益)は30億ドルで、過去最高だった前年並みの水準を保ち、6月時点の予想を1億1000万ドル上回った。
予約も好調が続いている。ジョシュ・ワインスタイン最高経営責任者(CEO)は「当四半期を通じて予約の勢いは一段と強まり、予約量は前年を大きく上回り、供給能力の伸びをはるかに超えるペースだった」と説明。
2027年通期については、「予約稼働率と価格の双方が過去最高水準にあり、今後も堅調なイールド(ベッド1台・1日当たりの収益)の成長を続けるための強固な基盤となっている。2028年も前年より高い稼働率と価格で好調な滑り出しを見せている」と述べた。
顧客預り金は第3四半期として過去最高の76億ドルに達した。今後12カ月の供給能力が横ばいにもかかわらず、前年の過去最高水準を5億ドル上回っており、同社は需要の強さを強調している。
2026年通期の調整後純利益は、6月時点の予想と比べて1億5000万ドル超の事業運営面での改善を見込む。ネットイールド、燃料を除く調整後クルーズ費用、燃料消費量の削減によるもので、燃料価格の上昇による1億5000万ドルのマイナス影響を吸収する形となる。
ネットイールド(為替の影響を除く)は、過去最高だった2025年から約2.3%増となる見込みで、6月時点の予想を0.5ポイント上回る。2026年1〜3月のアラビア湾航路からの配船変更の影響と、カーニバル・クルーズラインのロイヤルティプログラムに関する会計処理の影響を織り込むと、上昇率は約2.7%となる。
一方、燃料を除く調整後クルーズ費用(ベッド1台1日当たり)の増加率は約2.2%にとどまり、6月時点の予想より改善する見通し。年度をまたぐ費用計上のずれ、2つの専用寄港地の一部期間の運営費、中東情勢の混乱による物流費の上昇を加味すると、増加率は約1.1%になる。
第4四半期(9〜11月)のネットイールド(為替の影響除く)は、前年同期比で約1.7%増を見込む。ロイヤルティプログラムの会計処理の影響を考慮すると、約2.3%増となる。
同社は株主還元にも力を入れており、年初来で約12億ドルの自社株買いを実施した。ワインスタインCEOは「ますます安定してきたキャッシュフローを活用し、事業への再投資を進めるとともに、株主還元も拡大していく」としている。
写真提供:カーニバル・コーポレーション

